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▽モルドバは2030年までにEU加盟を目指し、特に安全保障と防衛に関して、EUの緊密な関係を構築している。
2025年3月3日/モルドバ、首都キシナウ、サンドゥ大統領(右)と欧州理事会のコスタ常任議長(AP通信)

欧州理事会のコスタ(Antonio Costa)常任議長は3日、ウクライナと国境を接するモルドバの防衛力を高めるために、今年6000万ユーロを提供すると表明した。

コスタ氏は首都キシナウでサンドゥ(Maia Sandu)大統領と会談。共同記者会見で、「今年提供する予算はモルドバの平和を確保するためのものだ」と語った。

EUによると、モルドバにはすでに欧州平和ファシリティ(EPF)を通じて3700万ユーロが提供されているという。

モルドバは2030年までにEU加盟を目指し、特に安全保障と防衛に関して、EUの緊密な関係を構築している。

モルドバの人口は約250万人。旧ソ連構成国であり、ロシアによるウクライナ侵攻を非難してきた。それ以来、モルドバとロシアの関係は著しく悪化している。

モルドバ当局は時折、ロシアのドローンが領空を侵犯したと報告。領内でロシア産ドローンの破片が見つかったこともある。

モルドバ東部の分離主義者が実行支配する「沿ドニエストル」にはロシア軍が駐留している。

モルドバ政府は昨年5月、EUと安全保障・防衛パートナーシップを締結した。

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