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▽当局は先週、新疆ウイグル自治区から脱出したウイグル人40人以上を中国に強制送還したと明らかにした。
タイのペートンタン首相(ロイター通信)

タイのペートンタン(Paetongtarn Shinawatra)首相は3日、亡命を希望していたウイグル人たちを中国に強制送還したことについて、国際法と人権に則って決断したと記者団に語った。

当局は先週、ウイグル人40人以上を中国に強制送還したと明らかにした。

ウイグル人たちは中国当局による弾圧を受け、新疆ウイグル自治区から脱出。タイ当局に難民としての認定を申請していた。

ペートンタン氏は人権団体などから批判が相次いでいることについて、「人権に則って行動したものである」と強調。批判を退けた。

共産党はイスラム教徒が大多数を占めるウイグル族の住民100万人以上を拘束し、綿花などの栽培を強制。西側諸国はこの地域の多くの輸出品に規制をかけている。

中国はウイグル族の虐殺と弾圧を否定している。

新疆ウイグル自治区はロシアやアフガニスタンなどと国境を接している。共産党はインセンティブを提示することでこの地域の中国化を進めてきた

国連は今年初め、タイ政府に対し、拘留下にあるウイグル人の健康状態が悪化しているとして、改善を勧告していた。

タイは1951年に国連で採択された難民条約に署名・批准していない。

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