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▽サウジ政府は2016年、イランがサウジの在外公館を攻撃した際、レバノンがイラン政府を非難しなかったことに激怒し、支援を打ち切った。
レバノン、首都ベイルート(Getty Images)

レバノンアウン(Joseph Aoun)大統領が来週のサウジアラビア訪問でレバノン軍への30億ドルの支援を再開するよう要請する予定である。国営メディアが2月28日に報じた。

それによると、アウン氏は3月3日にサウジ・リヤドを訪問し、サルマン皇太子(Crown Prince Mohammed bin Salman)と会談する予定だという。

アウン氏は国営テレビのインタビューで「2016年に停止された軍への支援を再開できるかどうか確認するつもりだ」と語った。

サウジ政府は2016年、イランがサウジの在外公館を攻撃した際、レバノンがイラン政府を非難しなかったことに激怒し、支援を打ち切った。

この時、レバノンを事実上支配していたヒズボラはイラン政府の支援を受けていた。

サウジアはかつて、レバノンに数十億ドルを費やし、中央銀行に資金を預け、2006年のイスラエルによるレバノン侵攻で大きな被害を受けた南部の再建を支援した。

湾岸地域ではこの数カ月、イスラエルがガザ紛争中にヒズボラに大打撃を与え、ヒズボラの盟友であるシリアのアサド政権が崩壊するなど、激震が走っている。

アウン氏はインタビューの中で、「私は両国の利益のために関係を是正することを望んでいるし、それを待ち望んでいる」と述べ、サウジアラビアと経済的・政治的関係を強化したいと強調した。

ヒズボラは24年9月末のイスラエル軍による空爆で首長のナスララ(Hassan Nasrallah)師を失うなど、ひどく弱体化している。

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