▽中国海軍は21日にオーストラリア・ニューサウスウェールズ州沖(タスマン海)の国際水域で実弾射撃演習を実施した。
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中国国防省は23日、オーストラリアとニュージーランド間の国際水域で最近行われた中国海軍による実弾射撃訓練について、オーストラリア政府が声高に苦情を発信し、中国を悪者に仕立て上げようとしていると非難した。
中国海軍は21日にオーストラリア・ニューサウスウェールズ州沖(タスマン海)の国際水域で実弾射撃演習を実施。これにより、カンタス航空やエミレーツ航空など、オーストラリアとニュージーランド間を結ぶ便が飛行経路の変更を余儀なくされた。
オーストラリアのマールズ(Richard Marles)国防相は22日、中国が実弾射撃訓練を前日に突然通知したため、航空各社に大きな影響が出たと批判した。
中国国防省の報道官は声明で、「中国は事前に安全に関する通達を何度も出しており、国際法を遵守したうえで、航空便に影響を与えない訓練を実施している」と主張した。
また報道官は「オーストラリア政府はそのことを十分に知りながら、中国を不合理に非難している」と述べた。
中国海軍は22日にもニュージーランド近海の国際水域で実弾射撃訓練を行った。