▽イスラエル軍は1月21日からヨルダン川西岸で大規模な対テロ作戦を継続中。複数の難民キャンプが標的となり、多数の死傷者が出ている。
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イスラエルのカッツ(Israel Katz)国防相は23日、パレスチナ・ヨルダン川西岸地区に展開したイスラエル軍部隊に対し、今後1年間現地に留まる準備をするよう命じたと明らかにした。
カッツ氏は声明で、「ヨルダン川西岸北部にある3つの難民キャンプから約4万人のパレスチナ人が避難し、現在は誰もいない状態である」と述べた。
またカッツ氏は部隊がこの3キャンプに留まると強調。「長期滞在に備えるよう命じ、その間、住民の帰還は認めない」と主張した。
イスラエル軍は1月21日からヨルダン川西岸で大規模な対テロ作戦を継続中。複数の難民キャンプが標的となり、多数の死傷者が出ている。
イスラエル軍は23日、ヨルダン川西岸における空襲のエリアを拡大し、過激派の拠点があるとされるジェニンに戦車部隊を派遣していると明らかにした。
イスラエルはこの対テロ作戦で過激派を一掃し、イスラエルの安全を確立すると主張している。
イスラエルとイスラム組織ハマスによる戦争が始まって以来、ヨルダン川西岸では暴力事件が急増。この1年半で1000人近くのパレスチナ人が殺害されている。