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▽この組織は南米出身の女性に対し、「美容や清掃の仕事がある」と勧誘。スペインに誘い込み、売春を強制したり、風俗店で働かせていたという。
スペイン、バルセロナ、警察官(Getty Images)

スペイン警察が1000人以上の女性に性労働を強制したとして、人身売買組織を摘発した。警察庁が23日、明らかにした。

それによると、この組織は南米出身の女性に対し、「美容や清掃の仕事がある」と勧誘。スペインに誘い込み、売春を強制したり、風俗店で働かせていたという。

国家警察は声明で、「被害者の大半がベネズエラとコロンビアの出身で、組織に騙され、1日2時間しか外出できないなど、厳しい監視下に置かれていた」と明らかにした。

また警察は「女性たちはスペインに到着すると、組織が管理するクラブに移され、そこで性暴力を受けた後、四六時中、性労働を強制されていた」と述べた。

警察は南東部の2都市で家宅捜索を行い、48人を逮捕。コロンビア国籍の女2人とスペイン人1人がリーダー格とされる。捜査当局は作戦の一環として、3つのストリップクラブを摘発、閉鎖した。

また捜査当局は15万ユーロ以上の現金を押収。93万8000ユーロが入った銀行口座を凍結し、17の不動産を押収したとしている。

検察によると、48人のうち6人は公判前勾留中。他の容疑者は保釈され、後日出廷する。

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