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▽トランプ氏は先週、プーチン氏と電話会談を行い、ウクライナ戦争終結に向けた交渉を直ちに開始することで合意した。
トランプ米大統領(左)とプーチン露大統領(Getty Images/AFP通信)

ロシアのリャブコフ(Sergei Ryabkov)外務次官は22日、米露の当局者が2週間以内にウクライナ戦争終結に向け再協議する予定であると明らかにした。

リャブコフ氏は国営メディアのインタビューで、プーチン(Vladimir Putin)大統領とトランプ(Donald Trump)米大統領の首脳会談について、「ウクライナ戦争だけでなく、世界的な問題について幅広く協議する可能性がある」と述べたが、日程には言及しなかった。

トランプ氏は先週、プーチン氏と電話会談を行い、ウクライナ戦争終結に向けた交渉を直ちに開始することで合意した。

これにより、ウクライナ問題でロシアを孤立させようとする西側の3年間の努力は突然打ち切られた。

ウクライナと他の欧州諸国はトランプ氏がウクライナに不利な形でロシアと一方的に取引するのではないかと懸念している。

リャブコフ氏は「米露当局者は関係正常化に向けて動き出し、最も深刻かつ潜在的に非常に危険な問題を解決する方法を見つけることに注力している」と述べた。

またリャブコフ氏は、「このような会合を開催するための努力は初期段階にあり、その実現には入念な準備作業が必要だ」と強調した。

さらに、「米露当局者が今後2週間以内に会談し、高官級のさらなる会合への道を開く可能性がある」とした。

ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は22日、「ウクライナと米国の当局者はウクライナにとって公正であることを保証する経済協定の締結に取り組んでいる」と明らかにした。

トランプ氏は軍事援助の見返りとして、ウクライナに5000億ドルの鉱物資源提供を要求。ウクライナは「米の支援はその額に遠く及ばず、具体的な安全保障条項も含まれていない」と批判し、応じない姿勢を示している。

ロシアは以前、和平が成立した場合、ウクライナに領土を割譲し、永世中立国になることを要求していた。

ウクライナは2014年に併合されたクリミア半島を含む占領地からの撤退を要求。ロシアの再攻撃を防ぐためにNATO加盟もしくは同等の安全保障を求めている。

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