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▽次の議会選は5月までに行われる予定だ。
オーストラリアの国旗(Getty Images)

オーストラリア政府は22日、国民皆保険制度に85億豪ドル(約8100億円)の追加予算を割り当てると約束した。

与党・労働党はアルバニージー(Anthony Albanese)首相の支持率が低迷する中、国民皆保険を強化すると約束することで、支持率アップを狙っている。

労働党は声明で、「アルバニージー首相が再選すれば、40年以上前に国民皆保険が創設されて以来、最大級の投資を行うことになるだろう」と述べた。

中道左派の労働党は国民皆保険を充実させるとする一方、最大野党・自由党は経済管理や国境保護に力を入れる政策を推進すると公約に掲げている。

労働党は「この追加予算により、年間1800万人の開業医の受診補助、数百人の看護師奨学金、数千人の医師研修枠の拡大が可能になる」と強調した。

国民皆保険はすべてのオーストラリア国民と一部の海外旅行者が低額または無料で幅広い医療・病院サービスを受けられることを保証するものであり、1984年に当時の労働党政権が創設した。

次の議会選は5月までに行われる予定だ。

世論調査会社ニュースポールが先月末に公表した世論調査では、最大野党・自由党の支持率が51%、労働党は49%であった。

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