▽財務省は先週、今年の消費者物価指数(CPI)が前年から4.8%上昇するという見通しを示し、24年11月の前回見通し3.6%から引き上げた。
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ブラジル中央銀行の金融政策責任者は21日、今後の利上げガイダンスから金融政策が通常よりも制限的であることを確信しており、今後必要に応じて調整すると表明した。
中銀は24年9月に引き締めサイクルを開始した後、主要政策金利を2.75%引き上げて13.25%とし、先月末には3月にも1%引き上げることを示唆していた。
デービット(Nilton David)氏は首都ブラジリアのイベントで、「それが十分かどうかはこれから判明し、それに応じて調整される」と述べ、5月の会合で利上げに踏み切る可能性は現在のところ議論されていないと付け加えた。
またデービッド氏は「政策立案者は経済活動の鈍化の認識に基づいて借入コストを引き下げるのではなく、むしろ何がインフレの原動力となっているのかを明確に評価した上で、借入コストを引き下げる」と強調した。
さらに「年間インフレ率が上昇すると予想されるため、今後数ヵ月は厳しい状況になる」と警告した。「インフレは良くなる前に悪くなる...」
デービッド氏はインフレ率が中銀の目標値である3%を大きく上回っていることから、市場のインフレ期待がすぐに改善する可能性は低いと指摘した。
財務省は先週、今年の消費者物価指数(CPI)が前年から4.8%上昇するという見通しを示し、24年11月の前回見通し3.6%から引き上げた。