▽南スーダンは世界で最も気候変動の影響を受けやすい国のひとつであり、数百万人が干ばつや洪水に悩まされている。
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アフリカ東部・南スーダン政府は20日、猛烈な熱波が続いているとして、全国の学校を2週間閉鎖すると発表した。
南スーダンは世界で最も気候変動の影響を受けやすい国のひとつであり、数百万人が干ばつや洪水に悩まされている。
地元メディアによると、この時期の熱波で学校が休校になったのは昨年に続いて2回目。洪水で休校になったこともある。
教育省は声明で、「首都ジュバでは毎日平均12人の生徒が熱中症とみられる症状で倒れている」と述べた。
南スーダンの学校は石や木材で造られた簡易な構造で、クーラーはなく、電気が通じていない学校がほとんどだ。
大統領府は別の声明で、「全国の気温は今後2週間、40~45度で推移すると予想されているため、学校を閉鎖するよう関係機関に命じた」と述べた。
また大統領府は市民に対し、不要不急の外出を控え、屋内にとどまり水分補給をしっかり行うよう促した。
さらに、各省庁に「交代制勤務」を導入するよう求めた。
教育者は政府に対し、2~3月は学校を休校にし、気温が下がる4月に再開するよう提案。法改正を検討するよう求めた。