▽暫定政権が中国当局者をダマスカスに招いたのは昨年12月の政変以来初めて。
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シリアの暫定政権を率いるシャラア(Ahmed al-Sharaa、通称ジャウラニ)大統領が首都ダマスカスで中国大使と会談した。国営シリア・アラブ通信(SANA)が21日に報じた。
それによると、暫定政権が中国当局者をダマスカスに招いたのは昨年12月の政変以来初めて。
SANAは政府関係者の話しとして、「シャラア氏が駐中国大使と会談した」と報じたが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。
2人がどのような話しをしたかも不明である。
アサド(Bashar Assad)前大統領は24年12月、タハリール・アルシャーム機構(HTS)率いる反体制派による電光石火の攻勢に対応できず、ロシアに逃亡。これにより、50年にわたるアサド一族の独裁に終止符が打たれた。
中国はロシアと共にアサド氏を長年支持。アサド氏はウイグル族を含む外国人戦闘員を積極的に雇い入れていた。
中国はウイグル族に対する虐待の告発を否定している。
中国はイスラム教の思想や過激派がシリアから流入することを防ぐために必要な措置を講じてきた。
シャラア氏は少数民族に寛容な統治を行うと公約する一方、イスラム過激派の幹部数人を上級職に割り当てるなどして外国政府を不安がらせている。
中国当局は2015年、東南アジアを経由してトルコに逃れた多くのウイグル人が中国に過激なイスラム主義を持ち帰ることを計画しており、テロ活動に関与している者もいると警告していた。