▽アルシャバーブは20日早朝、中部シェベリ州の4つの集落に攻撃を仕掛け、そのうち2つを一時的に占領した。
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アフリカ東部・ソマリア政府は20日、自軍と提携する武装民兵がイスラム過激派アルシャバーブの攻撃を撃退し、130人以上を殺害したと明らかにした。
それによると、アルシャバーブは20日早朝、中部シェベリ州の4つの集落に攻撃を仕掛け、そのうち2つを一時的に占領したという。
政府は声明で、「国軍とその同盟組織である地元民兵はテロリストに勇敢に立ち向かい、130人以上のアルシャバーブ戦闘員を倒した」と述べた。
また政府は自軍の被害に言及せず、「アルシャバーブを一掃するための戦争は続く」と強調した。
アルシャバーブは国際テロ組織アルカイダとつながりのある過激派のひとつで、2007年以来、ソマリア南部と中部の大部分を支配し、首都モガディシオ近郊まで支配地域を拡大している。
ソマリア政府とアルシャバーブは戦争状態にある。
ロイター通信は銃撃戦となった集落の酋長の話しとして、「テロリストたちは迫撃砲、自動車爆弾、銃撃で多方面から攻撃を仕掛け、陸軍兵士7人と民兵の戦闘員数人の遺体を見た」と報じた。
米政府はアルシャバーブを「アルカイダ系列の最凶組織」と評している。