▽米国とロシアは18日、サウジアラビアの首都リヤドでウクライナの停戦などを協議する高官会合を開き、米露関係における懸案事項に対処し、ウクライナ戦争終結への道筋を模索することで合意した。
とNATOのルッテ事務総長(Getty-Images/AFP通信).jpg)
ウクライナのゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は19日、NATOのルッテ(Mark Rutte)事務総長と同国の安全保障について話し合ったと明らかにした。
ゼレンスキー氏はX(旧ツイッター)に声明を投稿。米露協議を念頭に置き、「ルッテ事務総長とウクライナの安全保障の重要性について話し合い、パートナーとのさらなる協議について検討、調整した」と書いた。
またゼレンスキー氏は「潜在的な交渉の前に、すべてのパートナーは、強力な安全保障が永続的な平和のための優先事項であることを明確に理解しなければならない」と強調した。
米国とロシアは18日、サウジアラビアの首都リヤドでウクライナの停戦などを協議する高官会合を開き、米露関係における懸案事項に対処し、ウクライナ戦争終結への道筋を模索することで合意した。
トランプ(Donald Trump)大統領とプーチン(Vladimir Putin)大統領の対面形式での首脳会談の日程は現時点では決まっていない。
プーチン氏は19日、トランプ氏との首脳会談の日程調整には時間がかかると述べた。
一方、トランプ氏はゼレンスキー氏を「選挙なき独裁者」と呼び、「ひどい仕事をしてきた」と批判。この戦争の責任はウクライナにあると主張した。
ルッテ氏は19日、現在ウクライナを訪問中のケロッグ(Keith Kellogg)米特使(ウクライナ・ロシア担当)と「良い交流」をしたとXに書いた。
ゼレンスキー氏はトランプ氏がゼレンスキー氏の支持率を4%などと発言したことについて、「トランプ氏は偽情報の中に閉じ込められ、誤った主張をしている」と批判。さらに、レアアース(希土類)など同国が産出する重要鉱物に関する米国の提案はウクライナの安全保障が含まれておらず不公平だと指摘し、「ウクライナが単に資源供給国になることは望んでいない」と強調した。