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▽法案の詳細は明らかになっていないが、他の旧ソビエト諸国と同じようなものになるとみられる。
カザフスタンの国会(Getty Images/AFP通信)

カザフスタンの国会議員が12日、ロシアスタイルの「外国の代理人法案」を提出した。これは反体制派を取り締まるものである。

トカエフ(Kassym-Jomart Tokayev)大統領に忠誠を誓っているようにみえる左派野党がこの法案を国会に提出。「これはカザフスタンの主権を守るものである」と強調した。

与党・アマナトはコメントを出していない。

法案の詳細は明らかになっていないが、他の旧ソビエト諸国と同じようなものになるとみられる。

ジョージアで昨年施行された法律は外国から資金の20%以上を得ているメディアやNGOを「影響力のある団体・組織」に指定し、必要書類の提出を求めるとしている。

ロシアは2012年に外国の代理人法を導入。クレムリンの政策に反対する個人や団体を取り締まってきた。

石油と天然ガスに恵まれたカザフスタンは1991年のソ連崩壊以来、権威主義的なナザルバエフ(Nursultan Nazarbayev)前大統領によって統治されてきたが、トカエフ氏は2019年に政権を引き継いで以来、いくつかの統制を緩めている。

ナザルバエフ氏は退任後まもなく安全保障理事会のトップに就任。影響力を保持している。

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