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▽国境警備を強化して以来、4万7000人の不法移民が入国を拒否され、1900人が不法入国で逮捕された。
ドイツ国境、バスを止める警察官(Getty Images)

ドイツ政府が12日、昨年秋に導入した国境警備強化を6カ月間延長した。

ショルツ(Olaf Scholz)首相は声明で、「9月15日までの国境管理を延長する旨をEU執行部に通知した」と述べた。

地元メディアによると、国境警備を強化して以来、4万7000人の不法移民が入国を拒否され、1900人が不法入国で逮捕されたという。

ドイツは昨年9月にフランス、ルクセンブルク、オランダ、ベルギー、デンマーク国境に検問所を設置。ポーランド、チェコ、オーストリア、スイス国境はそれ以前に警備を強化していた。

EU域内で生活する人々は原則、国境を自由に越えることができる。国境検査は旅券なしでの自由な往来を認めるシェンゲン協定の精神に反するとみなされている。、

EUによると、加盟国は国内の安全保障など、重大な脅威がある場合、一時的に国境管理を導入することができる。しかし、国境管理は例外的な状況における最後の手段として導入されるべきであり、時間的にも制限されなければならないとしている。

次期首相の最有力候補である最大野党「キリスト教民主同盟(CDU)」のメルツ(Friedrich Merz)党首はショルツ政権よりもさらに踏み込んだ政策を望んでいる。

もし自分が首相になったら、就任初日にすべての国境を永久に管理し、「例外なく不法入国の試みをすべて取り締まる」としている。

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