▽事故は10日未明に発生。バスは市内に向かう途中、複数の車と衝突し、車道を離れ、橋から落下。約20メートル下の河川敷に激突、大破した。
![](https://kagonma-info.com/wp-content/uploads/2025/02/2025年2月11日/グアテマラ、首都グアテマラシティ、バス事故の犠牲者の合同葬(AP通信).jpg)
中米グアテマラの首都グアテマラシティで旅客バスが高速道路の橋から落下した事故について、捜査当局は11日、54人の死亡を確認したと明らかにした。
事故は10日未明に発生。バスは市内に向かう途中、複数の車と衝突し、車道を離れ、橋から落下。約20メートル下の河川敷に激突、大破した。バスには70人余りが乗車していたとされる。
グアテマラシティ郊外の地区では11日、この事故で死亡した4人の合同葬が営まれ、数百人が参列した。
現地メディアによると、アレバロ(Bernardo Arévalo)大統領や自治体の首長らも参列し、遺族に哀悼の意を表した。
国家警察は11日の声明で、54人が死亡したと発表した。運転手の安否は明らかになっていない。
それによると、現場で52人の死亡を確認し、2人が搬送先の病院で息を引き取ったという。
ソーシャルメディアで共有された動画にはバスが猛スピードで信号を無視し、複数の車と衝突した後、橋の下に落ちる様子が映っていた。
事故原因は明らかになっておらず、警察が目撃者などから話しを聞いている。
アレバロ氏は10日、国を挙げて3日間喪に服すと宣言した。
グアテマラシティでは11日から12日にかけて、複数の葬儀場で犠牲者の葬儀が執り行われる予定だ。