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▽トランプ氏はガザ地区を米国主導で「再開発」し、パレスチナ人を他の場所に移住させた後、ガザ地区を占領、所有する用意があると繰り返し表明している。
2019年6月30日/トランプ米大統領(右)と北朝鮮の金正恩党総書記(KCNA/ロイター通信)

北朝鮮の朝鮮中央通信(KCNA)は12日、トランプ(Donald Trump)大統領によるパレスチナ・ガザ占領計画を「滑稽」と非難した。

KCNAは社説の中で「安全や平和に対するパレスチナ人のわずかな希望が、この提案によって打ち砕かれようとしている」と述べた。

またKCNAは、「世界は今、米国の爆弾発言で鍋のように煮えたぎっている」と評した。

トランプ氏はガザ地区を米国主導で「再開発」し、パレスチナ人を他の場所に移住させた後、ガザ地区を占領、所有する用意があると繰り返し表明している。

トランプ氏はガザを「中東のリビエラ(イタリア北西部の地中海に面する海岸、世界的な観光・保養地)にする」と提案し、アラブ諸国から非難を浴びた。

KCNAは社説の中で、トランプ氏がパナマ運河とグリーンランドを手に入れると述べたことや、メキシコ湾の名称をアメリカ湾に変更すると決定したことについても批判した。

KCNAは「米国は時代錯誤の妄想から目を覚まし、他国と他民族の尊厳と主権を侵害することを直ちにやめるべきだ」と書いた。またKCNAは米国を「強要主義者」と呼んだ。

国際問題では西側の見解に反対することが多い北朝鮮もガザについては紛争の原因をイスラエルに求め、米国「共犯者」と呼ぶなど、アラブ諸国に近い発言をしている。

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