▽ユヌス氏は以前、2025年末か26年半ば頃までに総選挙を実施できるように憲法改正を含む準備を進めていると述べていた。
![](https://kagonma-info.com/wp-content/uploads/2025/02/バングラデシュ、首都ダッカ、ユヌス首相(Getty-Images/AFP通信).jpg)
バングラデシュの最大野党・バングラデシュ民族主義党(BNP)は11日、ユヌス暫定政権が12月までに総選挙を行うことを目指していると明らかにした。
BNPの事務局長は首都ダッカでユヌス(Muhammad Yunus)首相と会談。その語の記者会見で、「政府は今年12月までに総選挙を実施することを目指している」と語った。
バングラは昨年の大規模デモでハシナ(Sheikh Hasina Wajed)前首相がインドに亡命して以来、ノーベル平和賞受賞者のユヌス氏が政府を率いている。
BNPの報道官は記者団に対し、「ユヌス氏が間もなく総選挙のロードマップを発表することを期待している」と語った。
また報道官は「この件に関して、私たちは政府に再度圧力をかけた。ユヌス氏は12月までに選挙を実施するために動いていると明らかにした」と述べた。
暫定政権はコメントを出していない。
ユヌス氏は以前、2025年末か26年半ば頃までに総選挙を実施できるように憲法改正を含む準備を進めていると述べていた。
BNPは早期選挙を推進する政党のひとつで、8月までに実施するよう求めていた。
ハシナ氏は先週、オンライン演説で暫定政府に抗議するよう支持者に呼びかけ、「暫定政府が暴動を煽り、憲法を破壊して国を占領した」と主張した。
ダッカではこの演説に抗議する数百人のデモ隊がハシナ氏の生家を襲撃、重機で破壊した。