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▽トランプ氏は10日、米国に輸入される全ての鉄鋼・アルミに25%の関税を課す大統領令に署名。3月12日に発効する。
2025年2月10日/米ワシントンDCホワイトハウス、トランプ大統領(ロイター通信)

メキシコエブラルド(Marcelo Ebrard)経済相は10日、トランプ(Donald Trump)米大統領による鉄鋼・アルミニウムへの関税について、「不当であり、正当化されない」と批判した。

トランプ氏は10日、米国に輸入される全ての鉄鋼・アルミに25%の関税を課す大統領令に署名。3月12日に発効する。

エブラルド氏はシェインバウム(Claudia Sheinbaum)大統領の定例会見に出席。「メキシコは輸出より、米国から輸入する鉄鋼の方が多い」と語った。

米政府のデータによると、米国への鉄鋼輸入第1位はカナダ。2位はブラジル、以下メキシコ、韓国、ベトナムが続く。

トランプ氏は1期目に鉄鋼に25%、アルミに10%の関税を課し、その後、カナダ、メキシコ、ブラジルなど一部の貿易相手国に無関税枠を認めた。

バイデン前政権は無関税枠をイギリス、日本、EUに拡大。その結果、米国内の製鉄所は設備稼働率が低下している。

トランプ氏は記者団に対し、「鉄鋼・アルミの関税を例外や免除なしに一律25%に引き上げる」と強調した。

エブラルド氏はメキシコの対米鉄鋼製品輸出が2022年以降減少している一方、メキシコの対米鉄鋼輸入は同期間に増加していると指摘した。

エブラルド氏はトランプ関税が発動した場合、米国産鉄鋼・アルミに報復関税を課すかという質問に答えなかった。

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