▽USAIDの予算報告書によると、24年のキューバ関連メディアへの資金援助は230万ドルに達し、その大部分が「独立メディアと情報の自由な流れ」と題されたプログラムに当てられている。
![](https://kagonma-info.com/wp-content/uploads/2022/12/2021年7月11日/キューバ、首都ハバナの通り、食料不足などに抗議するデモ(Getty-Images).jpg)
トランプ米政権が国際開発庁(USAID)の解体計画を推し進める中、中米キューバのニュースなどを報じる一部のメディアが危機的状況に追い込まれている。
米国務省は緊急食料支援プログラムとイスラエルおよびエジプトへの軍事援助を例外として、全ての対外援助事業・資金を90日間凍結するよう命じている。
これにより、キューバで活動する独立系メディアも米国の支援を失った。
米フロリダ州マイアミを拠点とするキューバネットは先週、読者から寄付を集める社説を掲載した。同社は昨年、USAIDから50万ドルの寄付を受けていた。
キューバネットは社説の中で、「私たちは予期せぬ困難に直面しています。私たちの活動の一部を支えてきた重要な資金が停止されました。私たちの活動を評価し、真実を伝え続けることを信じてくださるなら、ご支援をお願いします」と書いた。
スペイン・マドリードを拠点とするディアリオ・デ・クーバ紙も同様のコラムを掲載。読者に寄付を呼びかけた。「米政府からの支援が差し止められ、活動継続が困難になっています...」
USAIDの予算報告書によると、24年のキューバ関連メディアへの資金援助は230万ドルに達し、その大部分が「独立メディアと情報の自由な流れ」と題されたプログラムに当てられている。