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▽アルバニア政府は昨年、EU加盟に向けた取り組みに一環として、法の支配、民主的制度の機能、汚職との闘いに関するEUとの協議を開始した。
アルバニア、首都ティラナ、政府与党に抗議するデモ(AP通信)

アルバニアの裁判所が9日、首都ティラナのヴェリアイ(Erion Veliaj)市長の身柄拘束を命じ、同氏らを汚職の疑いで告発した。

ヴェリアイ氏はフェイスブックへの投稿でこの告発を「馬鹿げたもの」と一蹴。「私も私の家族も汚職という言葉とは無関係だ」と反論した。

汚職や組織犯罪を調査する特別法廷は政府高官や政治家が関わる事件を扱う。

現地メディアによると、法廷はヴェリアイ氏の勾留を維持するかどうかを48時間以内に決定する予定。

ヴェリアイ氏は少なくとも110万ユーロの公的資金を企業に提供し、その見返りに家族への利益を強要したとして告発されている。

ヴェリアイ氏は与党・社会党所属。ラマ(Edi Rama)首相の下で閣僚を務めたこともある。

アルバニア政府は昨年、EU加盟に向けた取り組みに一環として、法の支配、民主的制度の機能、汚職との闘いに関するEUとの協議を開始した。

同国では春までに議会選が行われる予定。世論調査によると、野党の足並みは揃いそうになく、社会党が勝利する可能性が高い。

米国務省は2021年、ベリシャ政権時代(2005年~2013年)に発覚した数多くの汚職を非難し、ベリシャ(Sali Berisha)元首相とその関係者を「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」に指定。イギリスも同じ措置を取っている。

ペルシャ氏は次の選挙で政権奪取を目指している。

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