▽米当局がドミニカの空港でベネズエラ機を押収したのは昨年9月以来2度目。
![](https://kagonma-info.com/wp-content/uploads/2024/07/2024年7月29日/ベネズエラ、首都カラカス、マドゥロ大統領(AP通信).jpg)
ルビオ(Marco Rubio)米国務長官は6日、中米ドミニカ共和国でベネズエラ政府専用機を押収したと明らかにした。
国務省は声明で、米国の制裁、輸出規制、マネーロンダリング(資金洗浄)違反に基づき、マドゥロ政権が所有する政府専用機をドミニカ共和国で押収したと述べた。
米当局がドミニカの空港でベネズエラ機を押収したのは昨年9月以来2度目。この時押収されたのはマドゥロ(Nicolas Maduro)大統領の専用機「ダッソー・ファルコン900」であった。
現地メディアによると、米国土安全保障省(HSI)の職員が「ダッソー・ファルコン200」に令状を貼りつけたという。この飛行機は首都サントドミンゴの空港でメンテナンスを受けていた。
国務省によると、この飛行機はマドゥロ政権の高官が使用し、ギリシャ、トルコ、ロシア、ニカラグア、キューバへの移動に使用していたという。
米国のグレネル(Richard Grenell)ベネズエラ担当特使は先月末、ベネズエラの首都カラカスでマドゥロ氏と会談。その後、6人の米国民が解放され、グレネル氏と一緒に帰国した。
トランプ氏は今週、不法移民追放政策の一環として、国内にいるベネズエラ人の一時保護資格(TPS)プログラムを打ち切った。
これにより、TPSを持つベネズエラ人約34万8000人が今年4月に労働許可を失い、強制送還される見通しとなった。