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▽トランプ氏は就任初日に緊急食料支援プログラムとイスラエルおよびエジプトへの軍事援助を例外として、全ての対外援助事業・資金を凍結するよう命じた。
2025年2月4日/米ワシントンDCホワイトハウス、トランプ大統領(右)とイスラエルのネタニヤフ首相(ロイター通信)

国連は4日、トランプ(Donald Trump)大統領による90日間の対外援助停止措置により、ハイチの武装ギャング撲滅を支援する国連ミッション向けの資金が凍結されたと発表した。

これは国連安全保障理事会の承認を得ているが、PKO活動ではなく、自発的な拠出によって賄われている。

このミッションは今のところ、ギャングの支配下に置かれるハイチの秩序回復にほとんど役立っていない。

現在、ケニア、エルサルバドル、ジャマイカ、グアテマラ、ベリーズが約900人の警察官と兵士を派遣している。

国連によると、ミッションのための国連信託基金には約1億1000万ドルが拠出され、その半分以上がカナダからのものである。

国連のデュジャリック(Stephane Dujarric)報道官は4日、記者団に対し、「米国は信託基金に1500万ドルを拠出し、うち170万ドルを執行、残り1330万ドルは凍結されている」と語った。

またデュジャリック氏は米国からこの執行を差し止める停止命令が出たと明らかにした。

トランプ氏は就任初日に緊急食料支援プログラムとイスラエルおよびエジプトへの軍事援助を例外として、全ての対外援助事業・資金を凍結するよう命じた。

米国はどの国よりも多くの対外援助を行っており、2023年には600億ドル(約9兆2000億円)もの予算を計上した。

トランプ氏は対外援助を含む政府予算の無駄を洗い出し、防衛費や国債の処理に充てると公言している。

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