▽ヘグセス氏は2日、X(旧ツイッター)への投稿で、「政府はメキシコ国境の統制を望んでおり、国防総省はそれを実現する」と書いた。
米国のヘグセス(Pete Hegseth)国防長官が3日、南部のメキシコ国境を視察し、軍による国境警備の状況などについて報告を受ける。
ヘグセス氏は2日、X(旧ツイッター)への投稿で、「政府はメキシコ国境の統制を望んでおり、国防総省はそれを実現する」と書いた。
トランプ(Donald Trump)米大統領は1日、フェンタニルと不法移民による「脅威」を理由に、国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づく国家非常事態を宣言。メキシコとカナダに25%、中国に10%の追加関税を課した。
不法移民の国外追放を公約に掲げるトランプ氏は国境に軍を展開し、軍用機で不法移民を送還。移民を収容するために軍事基地を開放するなど、反移民政策を追求している。
ヘグセス氏は声明で、「メキシコ国境で米国民のために24時間体制で働き、不法移民を取り締まっている兵士たちの活躍を視察する」と述べた。
一方、トランプ氏は先週、キューバのグアンタナモ湾にある米海軍基地の収容施設を拡張し、3万人を収容すると表明した。
ホワイトハウスの国境・移民送還担当者であるホーマン(Tom Homan)氏は30日以内にグアンタナモ基地への移送を開始したいと述べている。
移民収容エリアを拡張するため、この数日、海兵隊が追加でグアンタナモ基地に派遣されている。
国防総省はテキサス州エルパソとカリフォルニア州サンディエゴで米当局に拘束されている5000人以上の移民の強制送還のための航空便の提供を開始した。