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▽容疑者は25日に中国に送還され、公安部の取り調べを受けている。
2025年1月7日/タイ、ターク県の警察署、保護された中国人男性(中央左)と警察関係者(AP通信)

中国公安部は27日、隣国ミャンマーとタイの国境付近で発生したオンライン詐欺ネットワークに関連する人身売買事件の容疑者を逮捕したと明らかにした。

それによると、在タイ・中国大使館とタイの法執行機関と連携してヤンと名乗る男を逮捕したという。

容疑者は25日に中国に送還され、公安部の取り調べを受けている。

今月初め、旅行先のタイで行方不明になった中国人俳優の王星(Wang Xing)氏が警察に保護された。

王氏はタイの大手エンターテイメント会社から仕事を紹介してもらう約束でターク県に向かったが、正体不明の集団に拉致され、ミャンマーに連れて行かれた。

王氏は最終的に保護されたが、多くの中国人がタイへの旅行に不安を感じるようになった。

タイのペートンタン(Paetongtarn Shinawatra)首相は先週、人工知能(AI)を駆使して同国の治安を強化し、観光客の安全を確保するために全力を挙げていると表明した。

タイの地元メディアによると、最近の人身売買事件がタイの観光業に影響を与えているかは不明。

タイとミャンマーの国境付近は犯罪組織の巣窟となっており、東南アジアの何万人もの人々がロマンス詐欺、偽の投資勧誘、違法なギャンブル計画などのオンライン詐欺に騙され、これらの詐欺を強制されたり、最悪の場合、殺害されることもある。

被害者の多くは奴隷のような扱いを受け、組織の管理下で詐欺行為に参加させられたと証言している。

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