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▽警備隊は22日早朝、クレタ島の2つの地点でバングラデシュ人31人、エジプト人22人、スーダン人13人を拘束した。
ギリシャ南部、沖合で救助された移民たち(Getty Images)

ギリシャの沿岸警備隊は23日、アフリカ北部・リビアから出航した移民63人を南部クレタ島で拘束したと明らかにした。

それによると、警備隊は22日早朝、クレタ島の2つの地点でバングラデシュ人31人、エジプト人22人、スーダン人13人の計66人を拘束したという。

63人のうち5人が未成年、3人が女性であった。

66人は同じ木造船でリビアを出航。クレタ島で2つのグループに分かれたという。

警察当局は密航を手引きしたとして、エジプト人の23歳、26歳、31歳の男3人を人身売買の疑いで逮捕した。

それによると、木造船は21日にリビアを出航。63人は容疑者グループに1人あたり2000ドルを支払ったという。

ギリシャは豊かな西欧への亡命を求める移民の中継地であり、トルコ西岸とアフリカ北部リビアやチュニジアに拠点を置く人身売買組織が頻繁に利用している。

その多くがトルコ沿岸からギリシャの島々へボートで横断を試みる。

当局は中東の紛争が移民の急増をまねていると指摘。昨年拘束した不法移民は6万人を超え、23年比で50%近く増加した。最も多かったのはシリア人であった。

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