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▽ミレイ大統領は膨大なシェールオイル・ガスを武器に、アルゼンチンをエネルギー純輸出国にすることを目指している。
アルゼンチンのミレイ大統領(Getty Images)

アルゼンチンの統計局は21日、昨年の貿易統計を公表し、エネルギー部門の貿易黒字が過去最高を更新したと明らかにした。

ミレイ(Javier Milei)大統領は2023年末に就任して以来、記録的なインフレを抑えるため、財政支出を削減するとともに、エネルギーや穀物の輸出を後押ししてきた。

ミレイ氏は膨大なシェールオイル・ガスを武器に、アルゼンチンをエネルギー純輸出国にすることを目指している。

統計局によると、24年のエネルギー輸出額は96.8億ドル(約1兆5000億円)。輸入額は40.1億ドルで、過去最高となる56.7億ドルの黒字を記録したという。

最大のエネルギー輸出先はチリ、次点はブラジルであった。

24年の総輸出額は農業部門を中心に約800億ドル、輸入額は約610億ドルとなっている。

ミレイ氏はエネルギーと農産物の輸出がインフレの抑制に寄与し、枯渇した国家財政を潤す一助となることを期待している。

アルゼンチンは世界最大級のバカ・ムエルタ鉱区のシェール油田などを開発し、南米最大のエネルギー輸出国になることを目指している。

国営エネルギー会社YPFは21日、インド企業3社と提携し、年間最大1000万トンの液化天然ガス(LNG)を輸出するプロジェクトを開始すると発表した。

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