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▽バサントは何千ものたこが空に舞い上がり、クライマックスを迎える。
パキスタン、バサントと呼ばれる伝統的な春のたこ揚げ祭り(Getty Images)

パキスタン東部パンジャブ州議会は21日、州内でのたこ揚げを禁じる法案を賛成多数で可決した。

たこ揚げやたこ製造業者に対する懲役刑の強化や重い罰金を含むこの法律は何十年も続く伝統的なたこ揚げ祭り「バサント」に先立ち、採決された。

たこ揚げを禁じる動きは2005年に同州ラホールで競技中に少なくとも11人の傍観者が金属やガラスでできたたこに当たり重傷を負った事件に端を発している。

禁止令はバサントに先立ち、州全域で施行されることになった。

与党シャリフ派が法案を起草。賛成多数で可決された。

違反した者は3~5年の禁固刑と最高200万ルピー(約110万円)の罰金刑に処される可能性がある。

たこ製造業者も7年以下の禁固刑と500万ルピーの罰金を科される可能性がある。

与党は声明で、「新法は罪のない人々の命を守るために必要だ」と述べた。

バサントは何千ものたこが空に舞い上がり、クライマックスを迎える。バサントとはヒンズー語で「黄色」を意味し、春が近づくと黄色い花が咲き乱れる野原にちなんでいる。

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