スポンサーリンク
▽軍とMNDAAが停戦で合意したのは24年1月以来2度目。前回の協定は全く機能しなかった。
ミャンマー、シャン州を支配するMNDAA(ミャンマー民族民主同盟軍)の兵士(Getty Images)

中国外務省の毛寧(Mao Ning)報道官は20日、ミャンマー軍政と北東部シャン州を支配する「MNDAA(ミャンマー民族民主同盟軍)」が停戦協定を結んだと発表した。

軍とMNDAAが停戦で合意したのは24年1月以来2度目。前回の協定は全く機能しなかった。

毛寧氏は記者会見で、「双方は中国の仲介により、新しい停戦に合意した」と語った。

シャン州を支配するMNDAAとタアン民族解放軍(TNLA)、アラカン軍、東部カレン州の少数民族ゲリラ「カレン民族同盟(KNU)」、チン州の反体制派「チン民族戦線(CNF)」などからなる民主派勢力は23年10月、中国国境に近い北部で反攻を開始。複数の地域から国軍を追い出した

これらの反体制派は民主派政治組織「挙国一致政府(NUG)」や人民防衛軍(PDF)と連携し、国土の半分以上を掌握。軍政に圧力をかけている。

ミャンマーは多方面から打撃を受け、経済はボロボロの状態だ。

中国政府は国境を接するミャンマーで内戦が続き、国境沿いの地域が反体制派の支配下に置かれていることに深刻な懸念を示している。

毛寧氏は「中国はすべての紛争当事者が停戦と和平に向けた交渉を維持し、既存の共通認識を再確認し、現地の状況を改善するイニシアチブを取り、さらに対話を通じて関連する問題を交渉し、解決することを望む」と強調した。

また毛寧氏は「ミャンマー北部の和平プロセスを積極的に推進し、支援する用意がある」と付け加えた。

ミャンマー軍政はMNDAAとの停戦についてコメントしていない。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク