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▽ミャンマーでは2021年初頭に軍指導部がアウンサンスーチー政権を打倒して以来、混乱が続いている。
2025年1月19日/マレーシア、ランカウイ島、ASEAN外相会合(AP通信)

東南アジア諸国連合(ASEAN)は19日、ミャンマーの軍事政権に対し、内戦が激化する中で選挙を実施する計画を優先すべきではないとして、反体制派との対話を開始し、敵対行為を直ちに終わらせるよう呼びかけた。

ASEAN外相はマレーシアのランカウイ島でミャンマー内戦などについて協議。即時の停戦を呼びかけ、軍指導部に人道支援の搬入を妨害しない求めた。

マレーシアの外相は会合後の記者会見で、「ASEANはミャンマーが何を考えているのか知りたいと思っている」と語った。

また外相はミャンマー軍政に「選挙より停戦、対話を優先すべきと伝えた」と明らかにした。

ミャンマーでは2021年初頭に軍指導部がアウンサンスーチー政権を打倒して以来、混乱が続いている。

北東部シャン州を支配する「MNDAA(ミャンマー民族民主同盟軍)」とタアン民族解放軍(TNLA)、アラカン軍、東部カレン州の少数民族ゲリラ「カレン民族同盟(KNU)」、チン州の反体制派「チン民族戦線(CNF)」などからなる民主派勢力は23年10月、中国国境に近い北部で反攻を開始。複数の地域から国軍を追い出した

これらの反体制派は民主派政治組織「挙国一致政府(NUG)」や人民防衛軍(PDF)と連携し、国土の半分以上を掌握。軍政に圧力をかけている。

多方面から打撃を受け、経済はボロボロになり、数十の政党が活動を禁じられているにもかかわらず、軍政は今年選挙を実施する予定だ。

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