▽スターマー氏のウクライナ訪問は昨年7月の就任以来初めて。
イギリスのスターマー(Keir Starmer)首相が16日、ウクライナの首都キーウを電撃訪問し、ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領と会談した。
スターマー氏のウクライナ訪問は昨年7月の就任以来初めて。安全保障協力などを強化する100年パートナーシップに署名した。
スターマー氏はトランプ(Donald Trump)次期米大統領の就任に先立ち、イギリスによるウクライナへの支援を強調した。
ウクライナ空軍は16日、防空部隊が撃墜したロシア軍ドローンの残骸がキーウの少なくとも4地区に落下したと発表。死傷者の情報はない。
ゼレンスキー氏は声明で、「和平が成立した場合に欧米の平和維持軍がウクライナに派遣されることを望んでいると改めて伝えた」と語った。
またゼレンスキー氏は「イギリス政府がウクライナに年間30億ドル以上の軍事援助を提供することを約束してくれた」と述べた。
さらに、この100年パートナーシップには教育や技術など、幅広い分野での援助も含まれているだけでなく、「非公開の取り決め」があると強調した。
スターマー氏はウクライナへの支援について、「公正で永続的な和平を得るための実際的な方法。それはウクライナの安全、独立、そして自身の未来を選択する権利を保証することだ」と述べた。