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▽ヒ素は発がん性のある物質であり、大量に摂取すると発熱、下痢、嘔吐、興奮、脱毛などの症状があらわれる。
クリスマスケーキ(Getty Images)

ブラジル南部リオグランデドスル州で発生したクリスマスケーキ中毒事件について、捜査当局は28日、亡くなった女性3人のうち、1人の血液からヒ素が検出されたと明らかにした。

TVグローボによると、同じケーキを食べて入院した女性と10歳少年の血液からもヒ素が検出されたという。2人は現在も入院中である。

この5人は家族で、23日午後、入院中の女性が作った手作りケーキを食べ、体調を崩した。

警察がケーキを押収し、女性の自宅を家宅捜索。その結果、期限切れの食品がいくつか見つかったという。

州警察の報道官はTVグローボの取材に対し、「ケーキの検査結果は来週判明する予定だ」と語った。

TVグローボによると、警察は27日、今年9月に食中毒で死亡した入院中の女性の夫の遺体の掘り起こしを求める令状を裁判所に提出した。

警察は当時、男性の死因を「自然死」と報告していた。

女性の自宅でクリスマスパーティーに参加した7人のうち6人がケーキを食べ、5人が病院に搬送された。

報道によると、5人はこのケーキを1切れ食べ、ケーキを使った女性本人のみ2切れ食べたという。

州警察の報道官はTVグローボに、「5人のうち何人かがコショウのような味がすると消防に説明していた」と語った。

その後、5人は嘔吐や下痢などの症状を訴え、24日未明に緊急搬送された。その数時間後、2人の姉妹が死亡。さらに数時間後にもう1人の女性が亡くなった。

ヒ素は発がん性のある物質であり、大量に摂取すると発熱、下痢、嘔吐、興奮、脱毛などの症状があらわれる。

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