▽地上にいた17人が煙を吸うなどして病院に搬送され、うち女性2人が意識不明の重体となっている。
ブラジル南部リオグランデドスル州の住宅地に小型飛行機が墜落した事故について、地元当局は23日、24時間体制で調査に当たっていると報告した。
小型飛行機は22日、リオグランデドスル州グラマド市内の民家の煙突に衝突し、その後複数の建物を破壊し、爆発した。
地上にいた17人が煙を吸うなどして病院に搬送され、うち女性2人が意識不明の重体となっている。
墜落の原因は明らかになっておらず、航空当局が調査している。
TVグローボは関係者の話しとして、「事故現場でブラックボックスを回収し、解析作業を進めている」と報じた。
この事故により、飛行機を操縦していたとみられる実業家のガレアッツィ(Luiz Claudio Galeazzi)氏とその家族ら10人全員が死亡した。
家族はリオグランデドスル州からサンパウロ州に向かっていた。
TVグローボによると、飛行機はグラマドの有名なショッピングエリアに墜落したという。
墜落地点でクリスマスの買い物などをしていた少なくとも17人が病院に搬送された。
飛行機は離陸から数分後、空港から3キロほど離れた地点に墜落。燃料はほぼ満タンで、墜落後、激しく炎上した。