◎ロシア国防省は22日、ウクライナ軍が発射したドローン42機を迎撃したと発表した。
ウクライナ軍がロシア西部オリョール州にドローン攻撃を仕掛け、市内の石油ターミナルで火災が発生した。同州政府が22日、明らかにした。
それによると、防空部隊が州内に飛来したウ軍のドローン20機を撃墜。その破片が石油ターミナルに落下し、火災が発生したという。
テレグラムに投稿された動画には石油ターミナルから黒煙が上がる様子が映っていた。
AP通信はウクライナ当局者の話しとして、「ドローン部隊がオリョール州の施設を攻撃した」と伝えている。ウクライナ政府はコメントを出していない.
ウクライナ当局は14日にもオリョール州のエネルギー関連施設などにドローン攻撃を仕掛け、主要な石油ターミナルで火災が発生したと報告していた。
オリョール州政府によると、22日の攻撃による火災は数時間後に消し止められ、死傷者も出なかったという。
ロシア国防省は22日、ウクライナ軍が発射したドローン42機を迎撃したと発表した。
ウクライナ軍によるロシア西部クルスク州への越境攻撃は開始から5カ月を迎えた。数十キロにわたる前線で激しい戦闘が続いているものとみられる。
南部へルソン州当局は22日、ロシア軍のドローン攻撃により、民間人2人が死亡したと報告。東部ハルキウ州政府もドローン攻撃により、道路を歩いていた56歳男性が重傷を負ったと明らかにした。
首都キーウでは防空部隊が撃墜したロシアドローンの破片が25階建てビルに当たり、火災が発生した。死傷者の情報はない。
ウクライナ空軍は22日、ロシア軍が発射したイラン製自爆ドローン103機のうち52機を撃墜、44機を電子戦で無力化したと明らかにした。