◎ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は22日午前の時点で4万5259人、負傷者は10万7627人となっている。
イスラエル軍が22日、パレスチナ・ガザ南部ハンユニスの避難民キャンプを空爆し、少なくとも7人が死亡、数十人が負傷し、多くのテントが焼失した。ガザ当局が明らかにした。
イスラエル軍は以前、このキャンプを安全なエリアに指定し、避難を促していた。
ガザ当局によると、イスラエル軍による直近24時間の攻撃で少なくとも32人が死亡、54人が負傷し、大勢が瓦礫の下敷きになったという。
イスラエル軍は2カ月以上に渡ってガザ北部を包囲し、イスラム組織ハマスの武器庫や施設を空爆。多くの住宅や難民キャンプが瓦礫の山となった。
カタールの衛星テレビ局アルジャジーラによると、イスラエル軍は22日早朝、北部ベイトラヒヤのカマル・アドワン病院と周辺エリアに再度退避命令を出し、攻撃を開始したという。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は22日午前の時点で4万5259人、負傷者は10万7627人となっている。
国連はガザ地区で身動きが取れなくなっている200万人以上の市民が厳しい冬に直面していると警告している。
国連は17日に公表したレポートの中で、「ほぼ全ての市民が不安定なその場しのぎのシェルターで暮らし、厳しい冬を越せない人が多数出てくる可能性がある」と警告した。
それによると、少なくとも94万5000人が毛布などの防寒対策を必要としているが、それを手に入れることは難しく、国際社会からの支援が頼みの綱だという。