◎女性は現場で死亡が確認され、男性は搬送先の病院で息を引き取った。
メキシコ陸軍の兵士(Getty Images)

メキシコ西部ミチョアカン州で2人の米国人が撃たれ、その後死亡した。警察が13日、明らかにした。

それによると、死亡したのは50代の夫婦。ピックアップトラック内で何者かに撃たれたとみられる。

州検察は声明で、「11日夜に発砲があったという通報があり、警察官が現場でピックアップトラックを見つけ、銃創を負った男女を発見した」と述べた。

女性は現場で死亡が確認され、男性は搬送先の病院で息を引き取った。

検察によると、2人は同州アンガマクティロの市長の親族であった。

アンガマクティロ市長はSNSに声明を投稿。2人に哀悼の意を表した。

米ABCニュースは関係者の話しとして、「2人はカリフォルニア州からミチョアカン州に移住し、家も購入していた」と伝えている。

地元メディアによると、2人を乗せたピックアップトラックは自宅近くにとまっていた。凶器は見つかっておらず、警察が殺人事件として捜査している。

ミチョアカン州は同国で最も危険な州のひとつであり、その大半が世界最大の麻薬組織シナロア・カルテル(Sinaloa Cartel)とつながりのあるギャングの支配下に置かれている。

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