◎1日8時間働いた場合の最低賃金は279メキシコペソ(約2060円)となる。時給に換算すると約1.71ドル(約257円)だ。
メキシコ、首都メキシコシティのバー(Getty Images)

メキシコ政府は4日、同国の最低賃金を25年1月1日付けで12%引き上げると発表した。

これにより、1日8時間働いた場合の最低賃金は279メキシコペソ(約2060円)となる。時給に換算すると約1.71ドル(約257円)だ。

メキシコ・ペソは昨年1年間で米ドルに対し18%値下がりしたため、ドルベースでみるとわずかな値下がりとなる。

政府、労働組合、企業の代表で構成される最低賃金委員会は4日、この引き上げを発表した。

新しい日給は279ペソ。24年の日給は249ペソ(約1840円)であった。

メキシコの消費者物価指数(CPI)は4~5%程度で推移している。

地元メディアによると、同国の労働者の3割が最低賃金で働いている。

メキシコと米国の北部国境沿いは生活費が高いため、最低賃金も当然高い。この地域の25年の最低賃金は約420ペソに設定される予定だ。

米国の多くの州の最低賃が時給10~16ドル(約2400円)である。

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