◎同国ではこの2日間、ベンガル湾の低気圧によって広い範囲で大雨となり、東部と中部の複数の地区で家屋が浸水、農地や道路が冠水し、バスや列車も運休を余儀なくされた。
インド洋の島国スリランカの中部と東部で大雨による洪水や土砂崩れが発生し、少なくとも5人が死亡、5人が行方不明になっている。地元当局が27日、明らかにした。
同国ではこの2日間、ベンガル湾の低気圧によって広い範囲で大雨となり、東部と中部の複数の地区で家屋が浸水、農地や道路が冠水し、バスや列車も運休を余儀なくされた。
東部郊外の集落では学校帰りの11人の児童を含む13人を乗せたトラクターが洪水に巻き込まれ、救助隊が児童5人を救助したものの、その後、児童3人の遺体が見つかった。
救助隊が行方不明になっている児童3人と大人2人を捜索している。
地元テレビ局によると、陸海空軍の部隊が投入され、市民の避難や行方不明者の捜索を支援しているという。
中部バドゥッラの山岳地帯ではレンガの壁が崩れて女性が死亡、洪水でもう1人が死亡した。
その他、大雨に関連した様々な事故で少なくとも8人が負傷したと伝えられている。
中央政府によると、27日午後の時点で5000人以上が避難し、800棟近くの家屋が被害を受けたという。
気象台はベンガル湾の低気圧がさらに接近し、28日も東部沿岸や中部で大荒れの天気になると予想している。