◎トランプ氏は▽不倫口止め料の不正会計処理▽連邦議会襲撃事件に絡み2020大統領選の結果を覆そうと画策した事件▽大統領時代の機密文書持ち出し▽2020大統領選を巡るジョージア州当局への干渉の4件の刑事裁判を抱えている。
米司法省のスミス特別検察官とトランプ次期大統領(Getty Images)

米国のトランプ(Donald Trump)次期大統領は25日、司法省のスミス(Jack Smith)特別検察官が自身に対する2件の連邦刑事訴訟の取り下げを決めたことに反応した。

司法省の方針ではトランプ氏が来年1月20日に大統領に就任するまでに訴訟を取り下げる必要がある。

トランプ氏は自身のソーシャルネットワーキングサービス「トゥルース・ソーシャル」に声明を投稿。「これらの事件は私が経験させられた他のすべての事件と同様、空虚で無法なものであり、決して起こるべきではなかった」と書き込んだ。

またトランプ氏はこう強調した。「これは政治的なクーデター、建国以来最低の出来事だった。米国を再び偉大にしよう!」

J・D・バンス(JD Vance)次期副大統領も同様の見解を示し、「大統領選の結果が違っていれば、トランプ大統領は冤罪裁判で残りの人生を刑務所で過ごすことになったかもしれない」と述べた。

またバンス氏は同じような「過ち」を二度と起こさないことが重要だと強調した。

スミス氏は選挙妨害事件と機密文書事件の取り下げを要求した理由として、現職大統領の訴追を禁じるという司法省の範疇的方針を挙げている。

トランプ氏は▽不倫口止め料の不正会計処理▽連邦議会襲撃事件に絡み2020大統領選の結果を覆そうと画策した事件▽大統領時代の機密文書持ち出し▽2020大統領選を巡るジョージア州当局への干渉の4件の刑事裁判を抱えている。

このうち不倫裁判は有罪判決が出たが、ジョージア干渉については宙に浮いた状態となっている。

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