◎現場はラパス南西部の丘の中腹にある集落。24日未明に大量の土砂が流れ込んだ。
2024年11月24日/ボリビア、首都ラパス郊外、土砂崩れが発生した現場(AP通信)

南米ボリビア・ラパス郊外で大雨による土砂崩れが発生し、数十棟の家屋が被害を受け、少なくとも1人が行方不明になっている。地元当局が24日、明らかにした。

それによると、現場はラパス南西部の丘の中腹にある集落。24日未明に大量の土砂が流れ込んだという。

地元当局は声明で、「5歳の少女が行方不明になり、数十棟の家屋に泥水が流れ込んだ」と述べた。

気象台によると、この地域では23日午後から大雨となり、わずか数時間で平年1~2か月分の雨量に達した地域もあったという。

24日朝には雨がやみ、救助隊が泥にまみれながら行方不明になっている少女を捜索している。

地元当局によると、少なくとも6人が救助され、ラパス市内の病院に搬送されたという。政府は陸軍に出動を命じ、多くの兵士が被災地に入った。

被災地を視察したラパス市長は記者団に対し、「この町の多くの家屋が当局の許可を得ずに建てられたと聞き、ショックを受けている」と語った。

アルセ(Luis Arce)大統領も現場を視察。被災者に必要な支援を提供し、違法建築物の取り扱いについて関係閣僚と協議すると述べた。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク