◎低気圧はカナダのバンクーバー島付近で爆弾低気圧になり、30~35メートルの暴風が吹き荒れた。
米国の太平洋岸で爆弾低気圧が猛威を振るい、北西部ワシントン州で倒木により2人が死亡した。警察が20日、明らかにした。
同州キング郡ベルビューでは19日夜、倒木が民家を直撃し、シャワーを浴びていた女性が死亡した。
同州ウリンウッドではホームレスの野営地に木が倒れ、50代の女性が死亡した。
現地メディアによると、ワシントン州の停電世帯数は20日午前の時点で約50万世帯。電力会社が復旧に当たっている。
低気圧はカナダのバンクーバー島付近で爆弾低気圧になり、30~35メートルの暴風が吹き荒れた。
爆弾低気圧は中心気圧が24時間で24hPaを超える急速な気圧低下を示す低気圧である。
北カリフォルニアからワシントンの広い範囲で猛烈な風が吹き、電柱が倒れ、看板が飛んだ。
気象台によると、この低気圧は週末まで海上にとどまる見通し。
西海岸の広い範囲に大雨、洪水、雪、雪崩、強風警報が発令されている。
国立気象局(NWS)は20日、西海岸の一部地域の雨量が300ミリに達する恐れがあると警告した。