◎米国立ハリケーンセンター (NHC)によると、サラはベリーズを越えてユカタン半島の内陸に移動し、18日までに消滅する見通し。
熱帯低気圧サラ(Sara)が中米ベリーズに上陸し、広い範囲に大雨と強風をもたらしている。現地メディアが17日に報じた。
それによると、サラは勢力を弱めているものの、この地域の前線を刺激し、周辺諸国にも大雨をもたらしている。
サラは15日未明にホンジュラスとニカラグアの国境の西北西約165キロの地点に上陸。ホンジュラス北部では15~16日にかけて大雨となり、複数の道路が冠水し、家屋の浸水被害も確認された。死傷者の情報はない。
米国立ハリケーンセンター (NHC)によると、サラはベリーズを越えてユカタン半島の内陸に移動し、18日までに消滅する見通し。
ベリーズ、エルサルバドル、グアテマラ東部、ニカラグア西部、メキシコ南東部キンタナロー州の今後24時間の予想雨量は100~150ミリ。多いところで400ミリに達する可能性がある。
NHCは17日、これらの地域で洪水や土砂崩れの危険性が高まっていると警告した。
ホンジュラス北部でも雨が続いている。NHCによると、同地域では今後24時間でさらに100ミリ前後の雨になる見通し。多いところでは72時間雨量が1000ミリに達する恐れもある。
ホンジュラスのメディアは北部の複数のコミュニティに避難所が開設され、数十人が学校などに避難したと報じている。