◎米国立ハリケーンセンター (NHC)はホンジュラスを含む中央アメリカの一部地域で大雨による洪水や土砂崩れのリスクが高まっていると警告している。
2024年11月15日/ホンジュラス、北部サンペドロスラ(AP通信)

熱帯低気圧サラ(Sara)が中米ホンジュラスの北部に上陸し、広い範囲に大雨と強風をもたらした。現地メディアが15日に報じた。

それによると、北部の都市サンペドロスラに大雨警報が発令され、14日午後から一晩中雨が降り続き、市内の複数の地点で道路が冠水したという。死傷者の情報はない。

米国立ハリケーンセンター (NHC)はホンジュラスを含む中央アメリカの一部地域で大雨による洪水や土砂崩れのリスクが高まっていると警告している。

現地メディアによると、ホンジュラス北部の24時間雨量は多いところで200ミリを超えたという。気象台は500~750ミリの記録的な大雨になる恐れがあると警告している。

サラは15日未明、ホンジュラスとニカラグアの国境の西北西約165キロの地点に上陸した。この地点には人口約1万3000人の町がひとつあり、それ以外の人口密集地はない。

サラはその後、カリブ海に戻り、15日午前の時点でロアタン島の南方に位置し、ほぼ停滞している。最大風速は20メートル。

NHCはベリーズ、エルサルバドル、グアテマラ東部、ニカラグア西部でも記録的な大雨になると予想している。

<ハリケーンの勢力>
▽カテゴリー1:風速 33~44(m/s)
▽カテゴリー2:風速 43~49(m/s)
▽カテゴリー3:風速 50~58(m/s)
▽カテゴリー4:風速 58~70(m/s)
▽カテゴリー5:風速 70~(m/s)

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