◎デモ隊はずさんな改修計画が事故を招いたとして、ブチッチ政権に責任を取るよう要求している。
2024年11月11日/セルビア、首都ベオグラード、北部ノビサドの駅崩落事故の原因究明を求めるデモ(AP通信)

セルビアの首都ベオグラードで11日、北部ノビサドの駅天井が崩落し、14人が死亡した事故の原因究明を求める集会が開かれ、数千人が参加した。

この事故はノビサド市中心部の鉄道駅の入り口で今月1日に発生。コンクリート製の天井が突然崩落し、6歳の少女を含む14人が死亡、3人が重傷を負った。

この駅は近年2度改修工事が行われたものの、崩落した天井は工事に含まれていなかった。

デモ隊はずさんな改修計画が事故を招いたとして、ブチッチ政権に責任を取るよう要求している。

デモに参加したノビサドの前市長はブチッチ(Aleksandar Vucic)大統領の与党が公共工事で不正を働き、私腹を肥やし、その結果、今回の事故に至ったと主張した。

一部のデモ参加者は「人殺し!」「刑務所に行け!」などと唱え、ブチッチ政権を非難した。

検察は公正な調査を約束し、建設相も責任を取って辞任したが、今のところ刑事責任に問われた者はいない。

先週の集会は一部の暴徒が市庁舎に落書きするなどしたものの、今回は平和的に解散した。

検察はこの事故を受け、ベシッチ(Goran Vesic)前建設相を含む数十人の政府関係者から話しを聞いている。

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