◎近年、多くの市民が宅配を利用したり、チポトレやシェイクシャックのような高級ファーストフードチェーンを利用したりするようになったため、レストラン業界全体が困難に直面している。
米レストランチェーン大手「TGIフライデーズ」が2日、連邦破産法11条(日本の民事再生法)の適用を申請した。
それによると、テキサス州の連邦裁判所に11条を申請したという。同社の本社は同州ダラスにある。
TGIフライデーズは声明で、「関係当局と連携して、長期的な存続の可能性を模索する」と述べた。
TGIフライデーズのような完全店舗型のレストランチェーンは嗜好の変化とともに顧客を徐々に失い、近年では配車サービス大手ウーバーなどの宅配を利用する人が急増したことで、さらに多くの顧客を失った。
TGIフライデーズは1988年の映画「カクテル(原題:Cocktail)」で主演のトム・クルーズ(Tom Cruise)さんが役作りのためにトレーニングをしたことで知られている。
TGIフライデーズは声明の中で、「財務上の課題の主な要因はコロナウイルスと現在の資本構造にある」と述べた。
近年、多くの市民が宅配を利用したり、チポトレやシェイクシャックのような高級ファーストフードチェーンを利用したりするようになったため、レストラン業界全体が困難に直面している。
シーフードチェーンのレッド・ロブスターは長年赤字を積み重ねた末、9月に再建計画が承認された。イタリアン・アメリカン・フードチェーンのブカ・ディ・ベッポは8月に破産法11条を申請した。