◎現場はブエノスアイレスの南方約350キロに位置する海岸沿いの町ビージャ・ヘセルの市内にあるホテル。
南米アルゼンチンで29日、改装工事中の10階建てホテルが倒壊し、1人が死亡、少なくとも7人が瓦礫の下敷きになったとみられる。当局が明らかにした。
消防によると、現場はブエノスアイレスの南方約350キロに位置する海岸沿いの町ビージャ・ヘセルの市内にあるホテル。消防が女性1人を救助した。
地元の消防局は声明で、「これまでに1人の死亡を確認し、少なくとも7人が瓦礫の下敷きになったとみて、救助作業を続けている」と述べた。
ビージャ・ヘセルの自治体はウェブサイトに声明を投稿。「このホテルは当局の許可を得ずに改装工事を行っていた」と明らかにした。
大統領府も声明を出し、「80歳の男性が死亡、女性が救助され、工事に携わっていたとみられる7~9人が瓦礫の下敷きになったという情報がある」とした。
消防はクレーンなどの重機で瓦礫を撤去しながら行方不明者を探している。
地元メディアによると、ホテルの所有者と工事の責任者が警察署で事情聴取を受けているという。