◎インドネシアは環太平洋プレートに沿って形成された火山大国であり、火山の噴火、地震、豪雨による地滑りや洪水などの自然災害に毎年見舞われている。
2024年10月27日/インドネシア、西スマトラ州、噴煙を上げるマラピ山(AP通信)

インドネシア西スマトラ州のマラピ山が27日、噴火した。

インドネシア火山地質災害対策局(PVMBG)によると、噴煙の高さは2000メートルに達し、広い範囲で降灰が確認されたという。

マラピ山はこの日、少なくとも3回火山灰を噴き上げ、周辺の村々を灰で覆ったが、死傷者は確認されていない。

現地でマラピ山をモニタリングしているPVMBGの職員はAP通信の取材に対し、「高温の火山灰雲が数マイルの範囲に拡散し、近隣の村や町を厚い火山灰で覆った」と語った。

マラピ山の噴火警戒レベルは今年1月の噴火以来、4段階のうち2番目に高いレベルにあり、溶岩が噴出する可能性もあるため、火口から3キロ圏内への立ち入りを禁じている。

23年12月の大噴火では噴煙の高さが1万5000メートルに達した。当局は登山中に噴火に巻き込まれた登山者24人の死亡を確認している。それ以来、2つの登山ルートは閉鎖されている。

火口から5~6キロほど離れた2つの集落では約1400人が生活している。

インドネシアは環太平洋プレートに沿って形成された火山大国であり、火山の噴火、地震、豪雨による地滑りや洪水などの自然災害に毎年見舞われている。

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