◎インドの東部沿岸は昔から台風の影響を受けやすく、被害数は増加の一途をたどっている。
2024年10月23日/インド南部、ベンガル湾に面する公園(AP通信)

インド南部ベンガル湾で発生した熱帯低気圧が東部の海岸に接近し、数十万人に影響を与えている。

当局は23日、学校を閉鎖し、数十万人を避難させ、列車を運休させた。

気象台によると、東部地域では20~30メートルの強風が予想されている。

低気圧は東部オディシャ州の大部分に影響を与えると予想されており、23日朝には強い風と雨が降った。公立学校は休校になり、200本以上の列車が運休、空港も閉鎖された。

気象台によると、隣の西ベンガル州でも24日から雨が強まる見通し。

オディシャ州の州首相は声明で、約30万人が避難所などに身を寄せ、3つの地区が深刻な被害を受ける可能性があると警告した。当局は14地区から100万人以上を避難させる予定である。

インドの東部沿岸は昔から台風の影響を受けやすく、被害数は増加の一途をたどっている。気象台によると、昨年の被害は過去数十年で最悪、全国で523人が死亡、被害額は25億ドル(約3790億円)にのぼった。

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