◎ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は21日午後の時点で4万2603人超、負傷者は9万9795人となっている。
2024年10月21日/レバノン、首都ベイルート、イスラエル軍の空爆(ロイター通信)

イスラエル軍が激しい空爆と砲撃によって廃墟と化したパレスチナ・ガザ北部への立ち入りを制限し、負傷者の救護や行方不明者の捜索を妨害している。

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は21日、ガザ北部を完全包囲するイスラエル軍が救助隊の到着を妨害し、負傷者の命をもてあそんでいると糾弾した。

イスラエル軍は2週間以上に渡ってガザ北部を包囲し、「ヒズボラの武器庫や施設を空爆している」と主張。多くの住宅や難民キャンプが焼け野原になった。

イスラエル軍はレバノン南部や首都ベイルートへの空爆も継続中だ。レバノン保健省は21日、ベイルート市内の病院付近で爆発があり、子供を含む4人が死亡、32人が負傷したと声明を出した。

それによると、病院近くの建物にミサイルが着弾したとみられる。

ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は21日午後の時点で4万2603人超、負傷者は9万9795人となっている。

レバノン侵攻におけるレバノン側の死者は2400人超、負傷者は1万2000人近くに達した。

レバノン保健省によると、イスラエル軍のミサイルがベイルート中心部にある病院付近に着弾したという。病院本体に被害が出たかどうかは分かっていない。

レバノンの国営航空会社は21日、イスラエル軍がベイルート国際空港のメイン滑走路付近で軍事作戦を決行したため、着陸滑走路を変更せざるを得なかったと声明を出した。

それによると、メイン滑走路への着陸を予定していたミドル・イースト航空便が滑走路を変更したという。

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