◎ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は17日午後の時点で4万2438人、負傷者は9万9246人となっている。
イスラエル政府が17日、パレスチナ・ガザ地区のイスラム組織ハマスの最高指導者シンワル(Yahya Sinwar)氏を殺害したと発表した。
シンワル氏は7月末に暗殺されたハニヤ(Ismail Haniyeh)氏の後任。8月に最高指導者に就任したばかりであった。
ハマスはコメントを出していない。イスラエル軍はDNA鑑定でシンワル氏の遺体を確認したと主張している。
イスラエルのネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相はシンワル氏を殺害したと発表したうえで、「人質を全員解放するまで戦争は終わらない」と宣言した。「何も終わっていない。戦争は終わっていないとハマスも理解すべきだ...」
米政府はシンワル氏殺害を歓迎し、イスラエルに対し、停戦交渉に前向きに応じるよう促した。
ガザでの戦闘が続く中、イスラエル軍は17日、レバノン南部での戦闘で同軍の兵士5人が死亡、ガザとレバノンで兵士9人が重傷を負ったと発表した。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は17日午後の時点で4万2438人、負傷者は9万9246人となっている。
レバノン侵攻におけるレバノン側の死者は約2400人、負傷者は1万1000人を超えた。犠牲者の8割が過去1ヶ月の戦闘で死亡している。